「赤盤」「青盤」

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2007-10-25

先日、久しぶりに入手した「赤盤」「青盤」。
個人的には愛着があって好きなアルバムなんですが、コレクター的視点から見るとアナログ時代の「赤盤」「青盤」は日英米でそれぞれ使用されている音源が異なっていて、数曲だけですがバージョン違いが聴けるのも楽しみのひとつです。

でも、このアルバムに関しては当初から日英米の3カ国で使われている音源が異なっていることに疑問を持っていました。
100_0860a.jpg

そこで私の推論ですが・・・

本来なら英国からテープが各国に送られてそれを元にレコードが作られるはずですが、それが各国で異なる音源であるというのはこのアルバムに関しては、「すでに60年代に各国に配布済みのテープ音源をこの曲順にならべて編集しなさい。」という英国からの指示のもとに各国が作成したのでは?と考えています。

100_0864a.jpg


たとえば、アメリカ盤を調べてみると「抱きしめたい」は擬似ステレオが使われており、ベスト盤「オールディーズ」が発売されなかった米国には「抱きしめたい」のステレオ・マスターは送られなかった(と思われる)から当然、ステレオが存在しないはず。

また、「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」と「ペニー・レイン」は73年の時点ではキャピトルが持っていた音源はモノラル・バージョンだけだった(はず)ので、そのままモノラルで収録。

100_0865a.jpg


「ア・デイ・イン・ザ・ライフ」のようにフェード・インして始まる曲についてのみテープが英国から各国へ送られたものだと考えます(これは各国盤でフェード・インのタイミングがまったく同じなのがその理由)。

100_0870a.jpg

(↑ 発売時期が異なるのか赤盤とはレーベル・デザインが違います。なぜか、こちらがB面。)

そこで、私の推論が正しければ日英米以外の国で発売された「赤盤」「青盤」は各国の所持しているテープから編集されてアルバムが作られている訳なので各国のテープの中にはもしかすると微妙なバージョン違いが発見できるかもしれないという密かな楽しみがあって各国盤を見つけると入手するようにしているのですが、ところがどっこい日英米以外のものってなかなか見つからないのです。

今までに入手したのはドイツ盤とオランダ盤のみで本当に見つからないのですよね~、これが。
ちなみにオランダ盤は曲間の時間が短くて3秒ほどです。
英国から世界共通のマスターが送られていたと仮定すると、どこの国の盤でも曲間も同じはずですが、それがオランダ盤の曲間は短いのですから少なくともオランダでは独自でテープ編集されたと判断してもいいと思います。

100_0872a.jpg


ということで今回入手したのはウルグアイ盤(南米のレコードにしては意外と音は良い)ですが、ドイツ盤やオランダ盤を含めて残念ながらバージョン違いらしきものは見つけられませんでした。
でも「赤盤」「青盤」を聴くときはいつも耳をダンボにして微妙な違いを探してみようって気持ちで聴くので、バージョン違いには遭遇できなくてもじっくり聴くことで新たな発見があったりしてそれが楽しいのです。
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Comment

jerry : 2007-10-26(Fri) 19:01 URL edit
私の赤盤&青盤は、94年に出たUK限定のアナログでレコード盤自体が赤く、また青いのです。
当時、付き合っていた彼女がクリスマスプレゼントに買ってくれた想い出のアルバムです(笑)

てらださんがお好きなステッカーもジャケットに直接貼ってあります。
LIMITED EDITION Red(Blue)Vinyl DEGITALLY RE-MASTERED と書いてあります。

てらだ : 2007-10-26(Fri) 22:17 URL edit
大切な想い出と一緒のレコードがあるっていうのは羨ましいですね。
「赤盤」「青盤」は今でも通常の黒盤となって細々と売られていますけど、買う人ってほとんどいないのでしょうねえ。
whoelse : 2008-01-09(Wed) 23:53 URL edit
てらだ 様

いつぞやに書き込みしましたwhoelseと申します。
ご無沙汰しております。


本文の推論、大変興味深く読ませていただきました。
そう言われれば、当時、各国とも音源は持っていただろうし、
この2タイトルはそういういきさつでリリースされたのかもしれませんね。


私事で恐縮ですが、僕のビートルズとの出会いが
友人がカセットにダビングしてくれた「赤盤」「青盤」でした。

それと、僕の妹がスコットランド人と国際結婚をしているのですが、
旦那のおばさんがビートルズ好きで、僕と話が合い
妹の結婚式でスコットランドに行った時、「これあげる」と
「赤・青盤」の英国盤のオリジナルプレスをプレゼントに貰いました。
(とても嬉しかったです)

なので「1」がビートルズ入門編となってる今でも
大変思い入れのあるベストアルバムです。



でも各々、アルバムに思い出があるのは
音楽を聴く上でその人だけの深みが出ていいことですね。


てらだ : 2008-01-10(Thu) 19:53 URL edit
whoelseさん、お久しぶりです。
コメントありがとうございます。

>友人がカセットにダビングしてくれた「赤盤」「青盤」でした。
私も学生時代は友達に頼まれて「赤盤」「青盤」はたくさんダビングしました。
やっぱり手軽にビートルズを知ってもらえるという点では当時は1番まとまった内容だったと思います。

>英国盤のオリジナルプレス
なかなか気の利いたおばさんと出会うことが出来たうえにレコードまで頂いていい思い出になりましたね。
私も退職して時間がたっぷり出来たらイギリスへ行ってみたいです。

>でも各々、アルバムに思い出があるのは
>音楽を聴く上でその人だけの深みが出ていいことですね。
その通りですね。
「赤盤」「青盤」は60年代からのファンにはあまり受け入れられていない部分もあるようですけど、私にとっては思い出がいっぱい詰まったアルバムで好きなんです。
whoelse : 2008-01-11(Fri) 00:02 URL edit
てらだ 様

こんばんは。
早速のレスありがとうございます。


>>やっぱり手軽にビートルズを知ってもらえるという点では当時は1番まとまった内容だったと思います

ですよね~。
シングルだけでなく、アルバムの曲も入ってるので
オリジナルアルバムに流れて行きやすいという利点も僕はあると思います。
という点でも良く出来たベスト盤だと思いますね。


>英国盤のオリジナルプレス
>>なかなか気の利いたおばさんと出会うことが出来たうえにレコードまで頂いていい思い出になりましたね。
私も退職して時間がたっぷり出来たらイギリスへ行ってみたいです。


そのおばさんなんですが、「赤・青盤」だけでなく同時に「Help!」のオリジナル盤(モノ)
や「For Sale」のシルバーパーロフォン(ステレオ)なんかもプレゼントしてくれたので
「本当に貰っていいの?」ってな気持ちでした(笑)


既にご存知かとは思いますが、いくらイギリスが本国盤の流通が多いとは
言っても、オリジナル盤は中古レコ屋でも高価でした。
(7,8年前の当時で1万円前後でした)

でも、フリーマーケットで状態さえ気にしなければ安い値段で入手も可能だと思います。

実際、僕は「with the beatles」のファーストプレス(ジャケボロボロ)
を10ポンド(当時で1700円くらい?)で入手しました。
日本でいう、懐メロレコードが安い感覚なのでしょうかね?

そんな感じでビートルズ以外にもたくさんレコードを買って帰ったので
税関で止められてしまいました(笑)
てらだ : 2008-01-11(Fri) 19:29 URL edit
私もレコードをくれるおばさんが欲しいです(笑)。

しかし税関で止められるほど買ったというのもスゴイですね。
私も外国へ行ったらたぶん持ちきれないくらい買ってしまうかもしれません。
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