スポンサーサイトアメリカ盤LP「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」

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2010-02-17

66年6月発売のこのアルバムではキャピトルからの要請により製作中のアルバム「リボルバー」(同年8月発売)から「アイム・オンリー・スリーピング」「ドクター・ロバート」「アンド・ユア・バード・キャン・シング」の3曲をイギリス本国より早くリリースしたが、これら3曲はモノラル・マスターが届けられたためにステレオ盤には擬似ステレオとして収録している。
そこで、プレス時期の違いによるこれら3曲の収録音源の違いについて検証してみた(ただし、ステレオ盤のみの検証)。(以下、発売順に並べたつもりだが、順番が違っている場合もあるかもしれない。)

yesterdayand01.jpg
(レインボー・レーベル)

yesterdayand05.jpg
(グリーン・レーベル)

yesterdayand08.jpg
(アップル・レーベル)
ここまでのタイプは3曲ともすべて擬似ステレオで収録されている。

yesterdayand09.jpg
(オレンジ・レーベル)
オレンジ・レーベル盤では擬似ステレオだった3曲がステレオに差し替えられている。

yesterdayand06.jpg
(パープル・レーベル)
パープル・レーベル盤では3曲が擬似ステレオに戻ってしまった。

yesterdayandSTEREO01ST.jpg
(ニュー・レインボー・レーベルのステレオ収録盤)

ニュー・レインボー・レーベル盤にはステレオとモノラルの2種類が存在する。
ステレオ盤の特徴
「アイム・オンリー・スリーピング」「ドクター・ロバート」の2曲がステレオに差し替えられているが、なぜか「アンド・ユア・バード・キャン・シング」は擬似ステレオ。
A面のマトリクスは手書き、B面は機械打ち。
レコード盤の厚みは次に紹介するモノラル・プレス盤よりも厚い。

yesterdayandMONO01.jpg
(ニュー・レインボー・レーベルのモノラル収録盤)

モノラル盤の特徴
レコード盤の厚みが上記のステレオ盤に比べて薄い。マトリクスは両面とも手書き。
このモノラル盤ではマスター・テープの編集ミスだと思われるが、「イエスタデイ」と「アクト・ナチュラリー」の曲間が極端に短くコンマ数秒である(レコード盤の1/4回転分ほど)。
上記のステレオ・プレス盤と比べるとレーベル部のプレス形状が異なるので生産工場が異なっていると思われる。
「ドクター・ロバート」では演奏終了後にエンジニア?の「O.K. Fab」という声が聴こえるが、ステレオ盤に収録の擬似ステレオ・バージョンでは(同じモノラル・バージョンを使っているはずだが)この声は聴こえない。

この2枚に関してはジャケットはまったく同じ作りのためシールドの場合は外観から区別はできないが、開封済みであれば一番簡単な見分け方はレコード溝の刻んでない部分(ラン・オフ・エリア)を見れば一発で分かる。

yesterdayand101.jpg
(ステレオ収録盤)

yesterdayand103.jpg
(モノラル収録盤)
モノラル盤はもともと溝の幅をそれほど広く取る必要が無いので収録曲の少ないB面のレーベルに近い部分を見ると溝の刻まれていない部分がかなり広くなっている。

yesterdayand03.jpg
(パープル・レーベル、最初のパープル・レーベルとはキャピトル・ロゴの大きさが異なる)
キャピトル編集盤シリーズとしてはアナログ盤では最後のリリースとなったのがレコード番号がC1から始まるタイプ。このC1規格は日本国内でもごく短期間しか出回らなかったうえに、すでにCD時代に突入していた事からほとんど売れていない(プレス枚数も少ない?)と思われる。
レーベルはパープル・キャピトルだが以前のパープル・キャピトル・レーベルと比べるとキャピトル・ロゴが小さくなっている。

これも間違ってモノラルでプレスされているが、マトリクスを見るとニュー・レインボー盤と同じものにさらに細かい数字が手書きでいっぱい書き加えられている。
プレス枚数は少ないと予想されるが、そうするとステレオ盤自体が出ていない可能性が高いかもしれないのでC1規格盤であればモノラル盤という確率が高いかもしれない。これも「イエスタデイ」と「アクト・ナチュラリー」の曲間は極端に短い。

yesterdayand10.jpg
(左がC1規格盤、右はそれ以前のST番号のもの)
ジャケット裏では左上の「キャピトル」と「EMI」のロゴがジャケット下に移動していることと、右上にバーコードが印刷されている。

なお、ここで紹介したものは私が所持しているタイプのものに限っての検証なので、同じレーベルでもプレス時期や工場の違いによって収録音源が異なっていることが考えられるので音源目的で購入を検討している方はあくまでも参考程度にしておいて下さい。

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Comment

はじめたろう : 2010-02-18(Thu) 15:03 URL edit
こんなにヴァリエーションがあるんですね。びっくりしました。

この盤も編集盤ということでCD化はされそうにありませんが、できればヘイ・ジュードやハリウッド・ボウルのライヴ盤などとともにリイシューされたら面白いですね。
その時は、ブッチャー・カバーの上にトランク・カバーを貼付けた紙ジャケ仕様にしてくれたらいいかも。
日本の技術なら充分可能かと思います(妄想)。
miyabi : 2010-02-18(Thu) 19:38 URL edit
てらださんご無沙汰しています。

miyabiです。
詳細な研究すごく参考になります。

私もtrue streoの3曲をできるだけ古いプレスで聞きたくて自分なりに調べたことがあります。

ダグサルビーの本にも書いたあったので、確実に3曲ステレオはオレンジ・レーベルだと思い購入したのですが、残念ながら、片面は擬似でした(泣)

アップルにもプレスによって3曲ステレオや片面だけ擬似のものがあるらしいです。

クラブイシュー盤は3曲ともtrue streoだと聞いたので、グリーン・レーベルを手に入れました。
クラブイシュー盤はレインボ-レーベルも存在するので何とか手に入れたいと思っているのですが・・・(難しいみたいです。出ても高くて手が出ないと思います。)

ニュー・レインボー・レーベルのモノラル収録盤(チョンボプレスといわれているそうです。)
も持っていますが、開封はされているのですが、針を落としたことが無い盤なので、もったいなくて聞けません。

結構オリジナルと比べて音質が違うと聞いたことがありますが・・・
聞いたことが無いので聞き比べができません(泣)

てらだ : 2010-02-18(Thu) 21:29 URL edit
はじめたろうさん、こんばんは。

「キャピトル・ボックス」も尻切れトンボで終わってしまったので、なんとか66年版も出して欲しいところですが、紙ジャケ化されるときにはジャケットの仕様についてファンの要望が一番集まるタイトルとなるのは間違いないでしょうね。

妄想もまた楽し!
てらだ : 2010-02-18(Thu) 21:58 URL edit
miyabiさん、こんばんは。

擬似ステレオからステレオに変更されたことは知っていたのですが、今回自分で調べてみて片面だけ違うものがあるのに気付きました。このあたりはプレス時期や工場によってスタンパーの組み合わせ(A面とB面)が異なったためにおきてしまった可能性が高いでしょうね。
アナログもまだまだ奥深いです。

>結構オリジナルと比べて音質が違うと聞いたことがありますが・・・

私の所持する60年代レインボー・レーベル盤はコンディションがあまり良くないので音質の比較はできませんが、ニュー・レインボー・レーベルのモノラル盤で聴く「イエスタデイ」はポールの声が生々しくて、この1曲だけはちょっと違った印象で聴けます。といっても、「イエスタデイ」の前後の曲の配置からそういう印象を持ってしまうのかもしれませんが。
遼(parlophone) : 2010-02-21(Sun) 23:17 URL edit
てらださん、こんばんはー。
『Yesterday and Today』のミス・プレス(モノラル)盤についての情報がたいへん役に立ちました。
じつはうちのサイトの掲示板にちょうど質問があったところだったので…^^;
ぼくもほしいほしいと思いながらまだ手に入れてないので、ぜひ今年中にはなんとかしたいです。
てらだ : 2010-02-22(Mon) 18:37 URL edit
遼さん、こんばんは。

このアルバムについては私の本編サイトで取り上げようとずっと前から考えていたのですが、実は遼さんの掲示板を見て、この機会にと思ってこのアルバムを取り上げてさせていただきました(笑)。

アメリカ盤はマメに探せば見つかるかと思いますが、なんといっても圧倒的に値段が安いのが魅力ですね。バブル期に買ったものを除けばほとんどが1000円~2000円ですから。
黒ちゃん : 2010-02-23(Tue) 21:56 URL edit
初めまして。
MASAさんのとこから来ました。
気になる記事だったので書き込みさせていただきます。

わたしは3枚所有しています。
アップル盤2枚とオレンジ盤1枚なんですが...
REVOLVERからの3曲のバリエーションはマトリックスで判断できるような気がしますが...
アップル、マト「A-17/B-18」は3曲擬似ステ、LAプレス。
アップル、マト「H23/H24」は3曲共にリアルステレオ、ウィンチェスタープレス。
オレンジ、マト「B8 #6/F26」はI'M ONLY SLEEPINGだけ擬似ステ、ウィンチェスタープレス。
参考になるでしょうか?

また書き込みさせていただきたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
てらだ : 2010-02-24(Wed) 22:01 URL edit
黒ちゃんさん、はじめまして。情報ありがとうございます。
以前からMASAさんやタコ星人さんのところで黒ちゃんさんの書き込みを拝見していました。

さて、私の手持ちのものは次のとおりでした。
アップル、マト「Bー18  B-14」 LAプレス  3曲共に擬似ステレオ
オレンジ、マト「G-26 H24#2」 バージニア 3曲共にリアルステレオ

アップルは黒ちゃんさんと近い時期のプレスみたいですね。黒ちゃんさんのオレンジは1曲だけ擬似ステレオということですから、プレス時期や工場によるバリエーションが色々あるみたいで本当に奥深いです。基本的にアメリカ盤は好きなのでまたぼちぼちと集めていきたいと思っています。

それでは今後もよろしくお願いします。
reds20061222 : 2010-02-25(Thu) 12:20 URL edit
こんにちは、はじめまして。
とても参考になります。今後も宜しくお願いします。

うちにある盤でも、改めて検証してみたいと思います。ミス・プレス盤についても大変参考になりました。


てらだ : 2010-02-25(Thu) 22:45 URL edit
reds20061222さん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

>とても参考になります。
少しでも参考にしていただければ幸いです。

reds20061222さんのブログも拝見しましたが、ものすごいコレクションですね。
これからもちょくちょくお邪魔させていただきますのでよろしくお願いします。
ぐさぐさ : 2010-03-07(Sun) 15:57 URL edit
はじめまして。
いつも楽しく拝見させていただいております。

みなさんより詳しくないのですが、たまたまC1のパープルを持っていましたので引っ張り出して確認したところ3曲ともリアルステレオで、マトは両面ともF-2でした。ステレオも存在するようですね。

私は気長にモノ盤を探すことにします!

ちなみに、購入はH3年6月でした。
てらだ : 2010-03-07(Sun) 20:16 URL edit
ぐさぐささん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

>3曲ともリアルステレオで、マトは両面ともF-2でした。

貴重な情報ありがとうございます。プレス工場が複数存在するアメリカだからこそ、さまざまなバリーエ-ションが発生してしまったと考えられますが、アナログの需要が少なくなった時期においても複数の工場でプレスされていたのかもしれませんね。

それでは今後もよろしくお願いします。
タコ星人 : 2010-03-09(Tue) 19:31 URL edit
亀レスですが 
どうもお久しぶりです。
タコ星人でございます。いつも読み逃げしています。ゴメンナサイ(汗)
C1にもモノラルプレスがあるんですねぇ。初めて知りましたです、はい。
ってことは、BEATLES VIのC1規格にもモノラルがあるのかなぁ?
手持ちにあるのであとで確認してみますね。
ちなみに僕もY&TのC1規格を見つけたんで買ってみました!
結果はステレオプレスでした....(笑)
てらだ : 2010-03-09(Tue) 21:54 URL edit
タコ星人さん、こんばんは。
お久しぶりです。

「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」と「ビートルズ・Ⅵ」のニュー・レインボー盤は間違ってモノラルでプレスされてしまったのが出回ったのが当時話題になっていましたね。

私の所持している「ビートルズ・Ⅵ」C1規格はステレオ盤でしたが、モノラル盤の存在している可能性も十分あるでしょうねえ。また、新しい発見がありましたら教えてください。

>結果はステレオプレスでした....(笑)

モノラル・プレスが見つかることを祈ってますが、見つかった時はぜひタコ星人さんのブログで紹介してくださいね。
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