スポンサーサイトアメリカ盤「ラバー・ソウル」

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2010-02-21

リンクでお世話になっている野良さんの記事によるとアメリカ盤「ラバー・ソウル」にはミックス違いを収録したものが存在するというので確認してみた。
とはいっても、実は半年ほど前にこの記事を読んでいたのでその時に確認しようと思っていたのだが、リマスター盤発売を控えて大掃除をしていたためか、すっかり忘れていた。ダンボール箱の横にレコードが置いてあるのを見て「どうして出したのだったかな~」と思っていたところ先日、野良さんの記事を見て思い出したのである。

さて、このアルバムにおけるミックスの相違点はエコーの有無にあるらしい(ただしステレオ盤のみ)ので、その点に注意して聴き比べてみたところたしかに違うミックスのものが存在していた。

USrubbe02r.jpg
(レインボー・レーベル)エコー有り
マトリクスの記号(縦長の丸)ジャクソンビル・プレス
機械打ち   ST12442 W6
         ST2 2442 W12
(プレス工場についてはMST!さんのサイトを参考にさせていただきました。)

聴き比べには「キャピトル・ボックス」のCDとアナログ盤を同時に再生し、セレクターを適時切り替えて両方の音を聴き比べるという方法をとった。結果としてはエコーの有るものと無いものの2種類が存在することが分かった。

確認できたミックスの違いは右チャンネルのエコーの有無にあって、左チャンネルにはエコーはかかっていないが、「ラバー・ソウル」収録曲の大半はボーカルが右チャンネルに収録されているためボーカルにエコーをかけるのが目的であったと思われる。(CDのクリアな音の分離に比べるとアナログはカートリッジによる左右チャンネルのクロストークが少し発生するのでその点は考慮して聴いた。)

曲によってエコーの量が違っているが私が聴いた感じでは次のとおり。
 ( )内はエコーの量の多い、少ないを表す。

夢の人(中)
ノルウェーの森(少ない)
ユー・ウォント・シー・ミー(中)
シンク・フォー・ユアセルフ(少ない、ただしエンディングに派手にエコーがかかる)
ザ・ワード(多い)
ミッシェル(中)
イッツ・オンリー・ラヴ(少ない)
ガール(中)
アイム・ルッキング・スルー・ユー(中)
イン・マイ・ライフ(少ない)
ウェイト(中)
浮気娘(中)


プレス時期による違いは次のとおり。

USrubbe03r.jpg
(グリーン・レーベル)エコー有り
マトリクスの記号(点々が丸くなっている)LAプレス
手書き  ST-1-2442・A・13-
      ST-2-2442・B・12・

USrubbe05r.jpg
(アップル・レーベル)A面エコー無し、B面エコー有り
マトリクスの記号(アンテナみたいな細長い△)バージニア ・プレス
手書き   ST-1-2442ーH17
       ST-2-2442ーW18” 1-S

USrubbe04r.jpg
(アップル・レーベル)エコー無し
マトリクスの記号(点々が丸くなっている)LA・プレス
手書き  ST-1-2442ーGー21・
      ST-2-2442ーGー27・
機械打ちで両面にMASTERED BY CAPITOLの刻印あり

USrubbe06.jpg
(オレンジ・レーベル)A面エコー有り、B面エコー無し
マトリクスの記号(点々が丸くなっている)LA・プレス
手書き  ST-1-2442ーGー23・
      ST-2-2442ーGー27
機械打ちで両面にMASTERED BY CAPITOLの刻印あり

USrubbe08.jpg
(ニュー・レインボー・レーベル)エコー無し
マトリクスの記号(大きなSの中にRとCが入っている)どこの工場?
手書き SW-1-2442 Gー26
     SW-2-2442 Gー39
機械打ちで両面にMASTERED BY CAPITOLの刻印あり

USrubbe07.jpg
(パープル・レーベル)エコー無し
マトリクスの記号(大きなSの中にRとCが入っている)どこの工場?
上記のニュー・レインボーと同じマトリクスを消して新しい番号が手書されている。
      C1-2-90453-G26
      C1-2-90453-G39
機械打ちで両面にMASTERED BY CAPITOLの刻印あり

面白いところではA面がエコー有り、B面がエコー無しという組み合わせのレコードが存在していることで、「イエスタデイ・アンド・トゥデイ」の記事でmiyabiさんから教えていただいた情報と照らし合わせると発売時期やプレス工場によってA面とB面のスタンパーの組み合わせが異なったためにできてしまったバリエーションだと考えられる。

ところで「ラバー・ソウル」はエコーの有無による2種類の音源が存在するアルバムとなった訳だが、どちらの音源を本来のアメリカ盤の姿かと考えると個人的にはエコー有りのバージョンをアメリカ盤としたい。しか~し、キャピトル・ボックスの音源はエコー無しなのである。エコーの有無に気付かなければそれで済んでしまった話だけど、知ってしまった今となってはキャピトル・ボックスがエコー無しバージョンでCD化されたのは残念。

なお、「シンク・フォー・ユアセルフ」については以前の記事に書いたがベスト・オブ・ジョージ・ハリスンのアメリカ盤LPにも収録されている。

USrubbemono01r.jpg
(モノラル盤)エコー有りかな???

さらにここで気になったのがモノラル盤のエコーである。
モノラル盤にもエコーはかかっているのだろうかと聴いてみたが、手持ちのレコードのコンディションがあまり良くないことに加えてステレオのように右チャンネルだけを聴くという方法がとれなかったのでモノではエコーの聴き取りが難しかったが少しかかっているようにも聴こえた。「シンク・フォー・ユアセルフ」のエンディングは確実にかかっているようだが断言はできない。ちなみに「キャピトル・ボックス」のCDではモノもエコー無しである。

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Comment

miyabi : 2010-02-22(Mon) 00:26 URL edit
てらださんこんばんは。

これず~っと探しているのですがなかなか見つかりません(涙)
ディープエコーバージョン欲しいです。

オリジナルレインボ-では初めて見ました。
私は音自体は、ブートCDでは聞きましたが、聞き比べないと分からないぐらいのエコーだった印象があります。

調べた話では、東海岸(スクラントン)プレスしかこのディープエコーは無いと聞きましたが・・・
お手持ちのものはどうですか?
(とりあえずレインボーはスクラントンプレスですね。)

数が少ないと思っていましたが、結構あるみたいですね。
手当たりしだい買ったら、いつか当たるのかな(笑)

キャピトル・ボックスのCDと聞き比べるとは、ナイスアイデア!!!ですね。

mono盤は、ミックスの違いは無いはずですよ。
てらだ : 2010-02-22(Mon) 21:49 URL edit
miyabiさん、こんばんは。

>聞き比べないと分からないぐらいのエコーだった印象があります。

キャピトル・ミックスの「抱きしめたい」や「アイ・フィール・ファイン」のような派手なエコーではないので何気なく聴いていると気付かないかもしれないです(私自身もそうでしたが)。ちなみに(少ない)と表示した曲は、もしかするとかかっていないかも(?)というレベルのエコーですが、「シンク・フォー・ユアセルフ」のエンディングと「ザ・ワード」が一番分かりやすいですね。

>お手持ちのものはどうですか?

各レーベル写真の下に詳細は付け加えましたので参考になれば幸いです。
プレス工場についてはMST!さんのサイトを参考にさせていただいたのですが、記号はアルファベットの”O”のような楕円になっているのでジャクソンビル・プレスのようです。
レインボーはジャクソンビル工場となります。
miyabi : 2010-02-22(Mon) 22:39 URL edit
てらださんどうもです。

詳細な追加情報ありがとうございます。

>レインボーはジャクソンビル工場となります。
ジャクソンでしたか!レーベルの1の数字で判断してしまいした・・・
マトの前にWがついているので、NYでカッティングされているみたいですね。

でも、グリーン(ライム)には、AとBなので、LAのカッティングだと思います。
ということは、どのプレス工場でもラウド盤があるということになると思います。

色々勉強になりました!
頑張ってラウド盤手に入れます。
野良 : 2010-02-23(Tue) 21:02 URL edit
てらださん、こんばんは。
私のフォーラムをご紹介頂き、ありがとうございます!

この話題が出たは、miyabiさんのご投稿がきっかけだったような記憶があります(違っていたらすみません)。


マルチトラックから作られた音源ではないので、私はミックス違いには
分類していませんが、気になるバリエーションではあります。

「東海岸盤」と呼ばれることもありますが、東海岸でプレスされた
全ての盤がそのリバーブ(エコー)付きというわけではないそうですので、
やっかいですね。

やはり、リバーブあり盤のマトリクス番号の情報を集めて、買う時には
その情報を元にする、とかしないと確実ではないのでしょう。
(私はそこまでの気力がないのでパイレートCDでOKですが。)


キャピトル保有のこのアルバムのマスター・テープ・ボックスには、
エコー・チェインバーの設定についての指示が書かれています。
それを元にエンジニアがリバーブを加えてラッカーを切った(または
リバーブを加えたテープ・コピーを作った)ようです。
大元のマスター・テープ自体にはリバーブがかかっていないので、
Capitol AlbumsのCD化の際には、リバーブなしの状態になったものと
思われます。

また、リバーブのかかり具合については、1974年に新たにエコー・チェインバー
の設定が書き直されたようで、厳密には、それ以降にカットされた
盤とそれ以前の盤では、リバーブが微妙に異なるようです(自分では未確認ですが)。
てらだ : 2010-02-24(Wed) 19:00 URL edit
野良さん、こんばんは。

貴重な情報ありがとうございます。

マスター・テープ・ボックスにエコー・チェインバーの設定についての指示が書かれているというのが興味深いですね。

(発売から年数を経過したアルバムなのに)74年以降に設定が書き直されたというのも不思議な気がしますが、時代に合わせて音の傾向を変えたかったということだったのかもしれませんね(真意は分かりませんが)。

74年というとアップル~オレンジの時期になるので、また時間のある時にじっくりと聴き比べてみたいと思います。

miyabi : 2010-02-25(Thu) 01:28 URL edit
てらださん・野良さん、こんばんは。

てらださん

>74年というとアップル~オレンジの時期になるので、また時間のある時にじっくりと聴き比べてみたいと思います。

また何か発見がありましたら、ぜひブログにしてくださいね。
気長に待ってま~す(笑)

野良さん

ご無沙汰しています。

>この話題が出たは、miyabiさんのご投稿がきっかけだったような記憶があります(違っていたらすみません)。

そうです、そうです!覚えていただいて光栄です!!!

>マルチトラックから作られた音源ではないので、私はミックス違いには
分類していませんが、気になるバリエーションではあります。

マスタリング違い?といってもいいですよね。
私も野良さんのおっしゃるとおりだと思っています。
でもやっぱり気になりますよね。
イタリア盤のアイ・ウオント~のフェイドアウトやフランスのタックスマン・ブラジルのアビーロード・レット イット ビー・ヘイ ジュードのモノ盤もこの範疇に入ると思いますが、見かけるとつい買ってしまい散財してます(笑)
てらだ : 2010-02-25(Thu) 22:33 URL edit
miyabiさん、どうもです。

少しだけ聴き比べてみましたが74年以前の方がエコーが深いようにも聴こえますが空耳かもしれません(笑)。もしエコーが違っていたとしても僅かな違いでしかないみたいです。
レインボー・レーベル盤をカセットに録音したものと74年以降のレコードを同時再生してセレクターで切り替えるという方法で比較するというのが一番いいかなと思っています。ということで暇がある時にやってみますので気長にお待ちください。
黒ちゃん : 2010-05-04(Tue) 10:26 URL edit
遅い書き込みですみません^^;
YESTERDAY AND TODAYよりもマスターの使用状況がわからないアルバムですね。
個人的に検証してみようと思ってます。
かなり散財しそうですが...(汗)

わたしが所有しているのは以下のものです。

レインボー・レーベル(後期)
マト「W10/X17」、プレス工場を示すマーク判別できません。
エコー有り。

グリーン・レーベルとアップル・レーベル(Type 2)
マト「W12#/W18"」、ウィンチェスタープレス。
エコー有り。

もうひとつのアップル・レーベル(こちらもType 2)
マト「H19 #2/H24 #2」、ジャクソンビルプレス。
エコー無し。

また何かわかったら書き込みにきます(笑)


てらだ : 2010-05-04(Tue) 22:57 URL edit
黒ちゃんさん、こんばんは。

個人的には74年以降のエコー・チェンバー変更後の音が実際にどの程度違うのか確認してみたいですね。
どちらにしても情報が少ないのでレコードを集めてひたすら聴き比べるという大変な作業になりますが、また何か発見がありましたら教えてくださいね。
黒ちゃん : 2010-11-21(Sun) 20:58 URL edit
ご無沙汰です。
本日オレンジ・レーベル盤を入手いたしました。
よく見たらてらださんの所有しているのと同プレスのものでした。
THINK FOR YOURSELFのエンディングですが、アップルまでの盤とは明らかに違うエコーです。
わたしが所有しているレインボーとグリーン盤のエコーは右チャンネルだけで残響していますが、この盤は左右に広がってど派手と表現していいほど残響しています。
これがエコー・チェンバーの変更のような気がしますが...

てらだ : 2010-11-24(Wed) 22:06 URL edit
黒ちゃんさん、こんばんは。

>THINK FOR YOURSELFのエンディングですが、アップルまでの盤とは明らかに違うエコーです。
情報ありがとうございます。
私は右チャンネルのエコーに気をとられていたので左チャンネルのエコーにまったく気付かなかったのですが、改めて各レーベル盤を聴き比べてみるとたしかにオレンジ・レーベル盤は左右にエコーが広がっていますね。

他の曲も左チャンネルのエコーを少しだけ聴き比べてみたのですが、よく分からなかったです。しかし発売時期によってわざわざエコーを変えるなんて不可解ですね。
masai : 2012-05-31(Thu) 10:39 URL edit
始めまして、私の保有している、ラバーソウル・アップルレーベルのB面手書きST-2-2442-G-27側はエコーチェンバー有りでした.
(A面のST-1-2442-G-22はエコーチェンバー無しでした)
あと、yesterday & today(アップルレーベル)の例の3曲は擬似ではなく、リアルステレオでした。
いろいろありますね~
てらだ : 2012-06-01(Fri) 20:37 URL edit
masaiさん、はじめまして。
コメントありがとうございます。

アメリカ盤は発売時期によって色々なバリエーションがあるのが面白いですね。
masaiさんがお持ちのものはB面にエコー有りという事ですから同じマトでありながら
私の所持しているものとは異なりますね。
まだまだビートルズのレコードは分からないことの多いですが、
それがまた楽しみでもありますね。
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